今月の2月10日(水)より教会暦による「レント(灰の水曜日、四旬節)」が始まりました。「受難節」とも呼ばれます。元々は、復活節に初代教会では洗礼式が行われ、洗礼志願者が40時間(聖金曜日から復活祭まで)の断食の中で、それに備え、身を慎み、待ち望む時間とされました。やがて、それが6日間となり、さらに6週間に延び、すべての信者の「節制」の期間となったようです。主イエスの受難を覚え、主なる神のみ前にへりくだり、自らを罪のためにいのちを献げられたイエスを思いつつ、心を主イエスに向けて(悔い改める)、身を慎む季節ということです。
今年の教会暦では、3月20日(日)が「棕櫚の主日」(キリストのエルサレム入城)で、受難週が始まります。そして3月25日(金)が「受難日」(キリストが十字架にかけられる)で、3月27日(日)が「復活節」(キリストが死人の中からよみがえる)となっています。教会暦でも大切なこの時節、あなたの人生に生きがいと目的を与える機会ともなるかもしれません。一度、教会にいらしてみてください。